オンライン授業について
「インターネットを利用したオンライン授業」のイメージとして,多くの方は映像を用いた授業を思い浮かべると思います。しかし,映像を利用することがオンライン授業の要件ではありません。授業の形態や教員・学生の環境を踏まえ,さまざまなパターンがあると考えます。 新型コロナウイルス感染症の状況が落ち着くまで当分の間,教室での授業に代替してインターネット環境を用いた授業を実施することとする大学の方針1に基づき,授業の実施方法について整理します。
学習支援システムの活用
本学における主たるインターネット学習環境は「学習支援システム(LMS2020/Hoppii)」です。 学習支援システムは法政ポータルサイト(Hoppii)よりログインできます。
学習支援システムの機能
学習支援システム(LMS: Learning Management System)とは,授業内・授業外の学習を支援するために運用されるシステムの一般的な名称でもあります。 本学の学習支援システムを例に,代表的な機能を紹介します。 具体的な操作を説明したマニュアルは,学習支援システム(LMS2020/Hoppii)ログイン後のトップページ右下「学習支援システムからのお知らせ」にある「本システムの操作マニュアル等」より閲覧できます。
お知らせ
授業に登録している受講生に向けたお知らせを掲載する機能です。
教材
教員から授業資料やレジュメなどを配布するための機能です。 教員は配布したいファイルをアップロードします。受講生はファイルを選択してダウンロードできます。
課題
受講生が課題をファイル等で提出するための機能です。 教員はレポートや成果物等の提出すべき “課題” を設定します。受講生は課題に取り組み,作成したファイルを “課題” から提出します。
テスト/アンケート
システム上でテストを実施する機能です。採点しないことで,アンケートとして利用することもできます。 教員は問題を準備し,”テスト” として作成します。受講生は “テスト” に回答し,提出します。自動採点等の設定がされている場合は,受講生にフィードバックされます。
授業内掲示板
授業に登録している受講生と教員でディスカッションするための機能です。 教員は話題に応じた “トピック” を準備します。この “トピック” に対して,受講生や教員は “スレッド” 単位でメッセージを投稿できます。
オンライン授業の形態
教室での授業に代替するオンライン授業の形態として,いくつかのパターンを紹介します。
双方向オンライン型
Web会議システムやグループ通話などを利用してリアルタイムに実施する形態です。教員だけでなく学生からも話すことができるため,少人数の授業・ゼミ等に向いています。
特徴
- メリット
- 対面授業と同じ環境を再現できる
- 教員から学生に即時フィードバックができる
- リアルタイムで実施できる
- 考慮しなければならない点
- 参加者のインターネット環境(通信量,通信速度)
関連するツール
録画配信オンデマンド型
事前に作成した映像コンテンツを公開し,学生が任意のタイミングで視聴し学習する形態です。
特徴
- メリット
- 学生のタイミングで学習できる
- 考慮しなければならない点
- 学生への質問対応・フィードバック方法
- 動画教材の準備・作成
- 参加者のインターネット環境(通信量,通信速度)
関連するツール
資料配信型
学習支援システムで授業資料や関連する資料を公開し,それらの教材を用いて学生が任意のタイミングで学習する形態です。 PDF形式ファイル以外にも,授業音声を公開するなどさまざまなバリエーションが考えられます。
特徴
- メリット
- 学生のタイミングで学習できる
- 考慮しなければならない点
- 学生への質問対応・フィードバック方法
- 参加者の学習環境(パソコン/スマートフォン)
関連するツール
-
https://www.hosei.ac.jp/info/article-20200406150423/ ↩